気を付けよう逆流性食道炎はただの胸やけじゃない!

喉がつかえる女性 逆流性食道炎は様々な原因で胃液が食道に逆流してしまう病気です。
食道には口から入ってきた食べ物を胃に運ぶ管の働きがあります。
食道と胃の間には下部食道括約筋という筋肉があり普段は閉じられていますが食べ物を飲み込むと開き食べ物を胃に送り込んでいます。
この為、逆流性食道炎は下部食道括約筋が加齢によって筋力が弱る事でおこる事から高齢者に多い病気とされていましたが最近では若い人の間にも多くなっています。

逆流性食道炎は胃酸や胃の中の内容物が食道に逆流してしまうのですが食道には胃のように酸から守る防御機能が無いため胃液によって食道の粘膜がただれたり潰瘍になったりします。
胃酸によってたんぱく質分解酵素が活性化することも食道を傷つける原因のひとつといわれています。
胃液は一日に2リットル以上分泌されているので頻繁に逆流してしまうと症状の悪化に繋がってしまいます。

逆流性食道炎の症状の主なものとして食後に胸やけがしたり呑酸といわれる喉の辺りに苦いものや酸っぱいものが込み上げるような症状があります。
以前は胃酸過多とも呼ばれていました。この他にも頻繁にげっぷが出たり、お腹の張り、胃が重苦しい、喉がつかえる、圧迫される等の違和感があるなどの症状があります。

逆流性食道炎は加齢等によって下部食道括約筋が弱ることでもおこりますが最近では慢性の便秘によってもおこるといわれています。
便秘によって胃が腸からの圧迫を受けるため食道への逆流がおきやすくなってしまいます。
また暴飲暴食や脂肪分の多い食事を好んで食べる人もなりやすいとされおりアメリカでは20%前後の人が逆流性食道炎だとされています。
日本でも胸やけを感じる人も多く年々増加しているといわれています。過度のストレスでもおこるといわれています。
ちょっと食べ過ぎたかな、と思う程度なら良いのですが食事の度に頻繁に胸やけや呑酸のような症状が出たりするようであれば注意が必要です。

胃酸が多く分泌される方にお勧めの食べ物

逆流性食道炎になってしまったら暴飲暴食は避けよく噛んで食べることが大切です。
よく噛んで食べることで胃液が多く出過ぎなければ胸やけや呑酸の症状が出にくくなる事が多いようです。

酸を中和する食べ物のひとつとして牛乳やヨーグルト、チーズ等の乳製品が効果的です。
牛乳は胃の粘膜を保護し胃酸を抑える働きがあります。冷たい牛乳が苦手であれば暖めてホットミルクにしても効果的です。
ヨーグルトはアルカリ性なので胃酸を中和する働きがあります。腸の働きを助ける効果もあるため便秘の解消にも力を貸してくれます。

アルカリ性のヨーグルトは胃酸を中和する働きがあり逆流性食道炎の症状を緩和させてくれるものではありますが食べ方には注意が必要です。
胃の中に食べ物がある場合にはその食べ物を消化しようとして胃酸を出しているため中和してしまうと食べ物を消化しきれない可能性があります。
ヨーグルトの乳酸菌を効果的に摂取するためには食後が最もいいといわれていますが逆流性食道炎の場合には空腹時や寝る前等の胃に食べ物がない時の方がいいとされています。

野菜では大根やキャベツがおすすめです。 大根は消化を助ける酵素が含まれているので大根おろし等、生で食べても効果的です。
キャベツはビタミンUが多く含まれています。ビタミンUは胃腸の粘膜を正常に保ったり潰瘍を予防する働きがあります。
ただ食物繊維も多いので食べ方は生で食べるよりも茹でたり加熱して消化しやすくするのが胃に負担をかけずにすみます。

豆腐や納豆もアルカリ性の食品です。 梅干しもアルカリ性なので食欲不振の時などにおかゆ等と一緒に食べるといいとされていますが刺激があるので取りすぎには注意が必要です。
バナナやりんご等も消化酵素が含まれているのでおすすめです。